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DAS Version 3.07.0159 Release Note

1. ツール / 選択マネージャー機能の追加

図面作業及びモデリング作業の時、使用者が部材を簡単に区分して選択する機能の補助ツールが追加されました。

[ DASのスタートメニュー ]

DASのスタートメニューから “選択マネージャー” をクリックすると、“選択フィルター” と “選択メモリー” で 構成されたツールを確認できます。

1) 選択フィルター

モデル情報を使用者が選んだ項目で確認することができ、また確認した部材を簡単にモデルからも選択できる

[ モデル情報をインポートする前 ]   [ モデル情報をインポートした後 ]

a. モデル情報インポート : 表示したい情報を選択した後、“モデル情報インポート” をクリックすると、Teklaモデルの情報が “選択マネージャー” に表れます。

b. モデルから部材を選択した後にモデル情報をインポートすると、選択された部材だけの情報が表れ、モデルから部材を選択していない状態から情報をインポートすると、モデル全体の情報が表れます。

c. 表示できる情報は、名前(Name), 部材の頭マーク(Part Prefix), 開始番号(Start number),

プロファイル(Profile), 回転(Rotation), 材質(Material), 仕上げ(Finish), クラス(Class)です。

d. “選択オブジェクトのみ” をチェックすると、部材を選択する時、選択されていない部材は半透明に表示されるので、選択された部材をより簡単に見分けることができます。

e. インポートされたモデルの情報から選択したい項目をダブルクリックすると、モデルからもその部材が選択されます。また、キーボードのCtrlとShiftで中腹選択もできます。

2) 選択メモリー

モデリング作業の時、使用者が選択した部材を記憶して、選択が外されても簡単に見つけることができる補助ツールです。

[ 選択メモリーを保存する前 ] [ 選択メモリーを保存した後 ]

a. モデルから選択事項を保存(記憶)したい部材を選択します。

b. 選択メモリーに保存するタイトルを入力し、“追加” ボタンをクリックすると、作成された日付と選択数量が記録・保存されます。

c. 保存された項目をダブルクリックすると、モデルからその部材が選択されます。また、キーボードのCtrlとShiftで中腹選択もできます。

d. 保存された内容は、モデルフォルダーに保存されます。

2. 製品図 / 寸法タイプ / 寸法の追加

1) 梁 / メイン部材(MainPart) / 上面ビュー(下面ビュー) / "垂直隣接部材参照点&溶接部材フランジ"

ポスト(垂直部材)が隣接部材で、ベースプレートと梁のフランジがボルト取合いになる場合、ポストの参照点位置の寸法が表示されます。また、Add plateがある場合、ポストの参照点からAddの両端点を繋ぐ寸法が自動的に表示されます。

2) 梁(傾斜) / メイン部材(MainPart) / 上面ビュー(下面ビュー) / "垂直隣接部材参照点&溶接部材フランジ"

ポスト(垂直部材)が隣接部材で、ベースプレートと梁のフランジがボルト取合いになる場合、ポストの参照点位置の寸法が表示されます。また、Add plateがある場合、ポストの参照点からAddの両端点を繋ぐ寸法が自動的に表示されます。

3) 断面 / ガセット(ウェブ) / "孔 垂直方向(一番目)"

メイン部材の参照点が上端に位置する時に表示され、孔グループの上端とメイン部材の参照点を垂直方向に繋いだ寸法が表示されます。

4) 断面 / ガセット(ウェブ) / "孔 水平方向(一番目)"

メイン部材の参照点が上端に位置する時に表示され、孔グループの上端とメイン部材の参照点を水平方向に繋いだ寸法が表示されます。

参考事項) 断面寸法タイプのプレビュー(シアーウェブプレート)イメージが、既存のボルト1列から2列に変更されました。

3. その他の改善事項

1) スタッドボルトの認識問題の改善

マーク設定のスタッドボルトを “カスタム” で設定して生成する時、一部の認識されなかった部分が改善されました。

ボルトセット名に "STUD" だけが付いたら正常認識されるように修正されました。(大小文字は区別しません。)

2) ジョイントマークの改善

ジョイントマークが一部のTeklaバージョンから正常に表れなかった現象が改善されました。

参考事項) ジョイントマークは、Tekla 17.0 ~ 18.0バージョンでは一般ビューにだけ表示され、

Tekla 19.0バージョンからは全体ビューにも表示されます。

3) 一般ビューのセクションシンボルを "マークと注記(Annotating)" の断面記号に取り替え、

一般ビューに表すセクションシンボルの位置移動の不便を改善しました。

既存のポリラインとシンボルが "マークと注記(Annotating)" の断面記号に修正されました。

参考事項) Tekla 19.0バージョンから適用されます。

4) 基準線マネージャーの改善

基準線マネージャーを使用する時、ラベルと基準線ラインが干渉される問題が改善されました。

[ Build0158 基準線マネージャの使用後 ] [ Build0159 基準線マネージャの使用後 ]

5) 製品図の寸法タイプ中、中国語バージョンの寸法名一部の改善

間違っていた寸法名が修正されました。

[ Build0158 寸法名 : 牛腿工作点 ]

[ Build0159 寸法名 : 檩托板牛腿定位 ]

既存の "牛腿工作点" から "檩托板牛腿定位" に変更されました。

6) 製品図 / 寸法タイプオプション / 梁・梁(傾斜)・柱 / メイン部材(MainPart)の "円形切欠きの中心(水平)"のフォント変更

[ Build0158 フォント : Arial Narrow ]    [ Build0159 フォント : MS PGothic ]

"円形切欠きの中心(水平)" 寸法の直径を表すテキストフォントのタイプが、既存の "Arial Narrow" から"MS PGothic" に変更されました。

参考事項)

直径テキストの情報は、Teklaの "詳細設定" 中 "XS_CHAMFER_ACCURACY_FACTOR"

の設定によってモデルに入力した情報と異なる場合もあり、上記の設定値が "3" 以下で設定されなければ、正常な直径情報は確認できません。


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